-低速 領域-
review スターオーシャンセカンドストーリーハード:プレイステーション発売日:1998年7月30日発売メーカー:エニックス(現・スクウェアエニックス)
ストーリー:★★★☆ 基本的に良く纏められています。 SF+ファンタジーという多少特異な設定が上手く生かされていて、全体的に「冒険をしている」っていうドキドキ感が素晴らしいです。 後半はやや恋愛事が多くなってきた気もしますが、それを差し引いても非常に堅実に纏められた良いストーリーだと思います。 世界観:★★★☆ 「宇宙歴」と呼ばれる架空の暦の物語で、私達の住む世界の未来の話となります。イメージとしてはガンダムの「宇宙世紀」等と同じようなものです。 「スターオーシャン」と言うタイトルの割にはSFが弱めで、どちらかと言うとファンタジー中心なのが少々残念でした。 ただ、物語後半の舞台となる「エナジーネーデ」は非常に特異な設定で、他のRPGでは中々見られない独特な世界観がとても好みでした。 キャラクター:★★★★☆ 個性溢れるキャラクターがとても良い味を出してます。 父親にコンプレックスを持っている主人公・・他人とは違う特徴的な容姿を気にしているヒロイン・・等と、皆それぞれコンプレックスを持っているのが個人的に良いと思います。 ただ、一部キャラクターのボイスがイメージと合わなくて残念な所もありました。 システム:★★★★★ 当時のRPGとしては非常に斬新で、非常に楽しめました。 アイテムクリエイション、プライベートアクション等を始めとする個性的なシステムや、バーニィレース(競馬みたいな遊び)やクッキングマスターと言ったミニゲームが当時は斬新で、素晴らしかったです。 戦闘:★★★★☆ 3Dリアルタイムバトルで、ややアクション性の強い戦闘になっています。 ターン式では無く、状況が刻々と変化するので緊張感があります。スキルによっては敵との距離によって性能が変化したり、「熟練度」で威力が上がったりして意外と奥深いものとなっています。 今でこそ少々見劣りはしますが、当時としてはとても斬新な戦闘だったと思います。 音楽:★★★★★ 壮大で勇敢な音楽で、素晴らしいです。 流石、桜庭さんと言いたくなる様な出来で、特に「The venerable forest」「Walk over」等が私の好みでした。 戦闘の曲も格好良く、特に十賢者戦の音楽は最高に格好良かったです。十賢者戦の中では私は「Tangency」が好きかな 総評:★★★★ 全体的に見ても良いゲームだと思います。 ただややバグが目立ち、苛立つ事もしばしば。これが無ければ素晴らしいんですけどね。 ちなみに、「スターオーシャンEX」と言うタイトルでアニメ化もしています |